2022年11月11日
現在ではこの「生活習慣」が一番大きな影響を歯並びに対して与えていると言われています。
では、どのような習慣がどのように影響しているのでしょう。
その前に
歯は同じ方向に持続して力を加えると、少しずつ力の加わった方向に動く仕組みになっています。
その力は50~100g程度と指で軽く押すくらいのとても小さなものです。
歯科矯正治療ではこれを利用して歯の位置を動かしたり、回転させたりしています。
【歯の動く仕組み(現在制作中です。お待ちください。)】へ
生活の中で歯に対して力が加わる行動も、習慣化すると同じ原理で歯を動かします。
歯に対して力が加わる行動とはどんなものがあるでしょう。
子どもを泣き止ませるため、安心させるために使用するおしゃぶりですが、離乳後の使用は控えた方が良いでしょう。
使用が長期間になるほど言語の発達や口周りの筋肉の発達を妨げます。
おしゃぶりをしていると、口を閉じたときに上下の前歯が咬み合わなくなる程の隙間ができたり、出っ歯になります。
舌や口周辺の位置や動きが正しければ、使用をやめた後に時間をかけて正しい咬み合わせに戻っていきます。
ただし、その過程で前歯の隙間に舌を入れる癖がついてしまうと、自然に戻ることは期待できません。
指しゃぶりも同様な影響があるので、指をしゃぶる癖がある場合は他のことに意識を向けさせるなどして早めに癖を解消するのが良いでしょう。
おしゃぶり・指しゃぶり程度で出っ歯になるのなら、逆に前方から前歯を押せば戻るのでは?と思うかもしれません。
出っ歯を治すためには前方から力を加えることが必要になりますが、歯はスペースがある所にしか動くことが出来ません。
その為歯科矯正ではスペースを作って目的の歯を動かします。
スペースの作り方は様々で、歯科医院によって方法が異なります。
*当院では歯を抜かない矯正方法を選択しています
治療の種類や方法については こちら【(作成中です。お待ちください。)】でお話しています。
また、出っ歯の場合は歯が前方に飛び出ているだけでなく、顎の骨の形が変形していることが多くあります。
顎の骨の形は子どもの頃に完成し、成人しても変わりません。
顎の骨の変形は咬み合わせや歯並びに影響し、将来的に多くのむし歯や歯周病に悩まされる確率が高くなるとされています。
また、前歯だけでなく全体の歯列がきれいに並ばない傾向にあります。
顎の骨の変形については こちら【(現在制作中です。お待ちください。)】でお話ししています。