インプラント | 八王子市大塚の歯医者 入れ歯・インプラント・矯正 あきいけ歯科

インプラント

2025年9月16日

昨今、テレビCMやネット広告でよく目にするようになった「インプラント」という言葉ですが、「インプラント」というのは「体内に埋め込まれる器具」の総称です。

骨に埋め込むボルトや心臓のペースメーカーもインプラントに該当します。

歯医者で「インプラント」という場合は「歯科用インプラント」=「顎の骨に人工歯根を埋める治療、また埋め込んだ歯」を指します。

インプラント治療は入れ歯やブリッジに比べて使い勝手が良く、永く美しく使い続けられる点で選択される方が多くなっています。

ただ、欠損本数が多くなると必要なインプラントの本数が増えてしまいます。

そこで、通常のブリッジや入れ歯にある欠点を改善できる、インプラントを土台にしたブリッジや入れ歯も注目されています。

 

インプラントの構造

インプラントは主に3つの部品で構成されています。

インプラント体(人工歯根)

顎の骨に埋め込むネジのような部分を「インプラント体(人工歯根)」といいます。

顎の骨に穴を開けて埋め込み、時間とともに顎の骨と一体化してまるで本物の歯根のように使用できるようになります。

インプラントは、人間の骨と非常によく似た構造を持つチタンをベースに作られています。

チタンは骨と直接結合するため、ただネジを埋め込んでいるのではなく、実際に歯根を作っているのです。

 

アバットメント(連結部分)

インプラント体と上部構造を連結する部分を「アバットメント(連結部分)」といいます。

インプラント体は歯ぐきより上に出ていないため、そのままでは上部構造を装着できません。

そこで「アバットメント」という「人工の歯の土台」を立てることで上部構造の装着を可能にします。

 

上部構造(人工歯)

「上部構造(人工歯)」は歯ぐきより上に出ている、表に見える部品です。

虫歯治療で耳にする「被せ物」と大きくは同じです。

「上部構造」には様々な種類があります。

1本単独のものから2本以上連結したもの。

取り外しができる入れ歯状にしたもの。

より自然な歯を表現するために、グラデーションを掛けたもの。

インプラントの部品の中で、最も見た目に影響する部品です。

 

なぜインプラントが選ばれるのか

1、天然歯と同じように噛める

インプラントでは、インプラント体が顎の骨と結合して本物の歯根と同じようになります。

そのため、入れ歯のようにずれたり沈み込んだりせず、顎の力をそのまま噛む力に変換できます。

入れ歯では噛めなかったお肉やパンも問題なく、入れ歯に阻害されて感じにくかった食感や温度も自然に感じられます。

 

2、他の歯への負担がない

歯の欠損を補うために選択できる治療の中には、残っている健康な歯に大きな負荷を与えてしまうものがあります。

ブリッジでは両隣の歯を大きく削ったうえで、欠損部分の負荷を肩代わりさせます。

通常の入れ歯では隣り合う歯にクラスプ(バネ)をかけて支えにします。

このどちらも、健康な歯の寿命を短くしてしまうのが問題です。

 

しかし、インプラントは顎の骨に埋め込んで独立しているため、他の歯を支えにする必要がありません。

インプラントを用いたブリッジや入れ歯でも、健康な歯に余計な負荷を与えることがありません。

 

3、見た目が自然で美しい

インプラントはより自然な見た目を求める人にも人気です。

ブリッジや入れ歯ではどうしても人工的な歯の印象が強くなり、場合によっては金属部分が見えてしまいます。

他人から見える前歯の場合は特に気になる部分です。

インプラントでは質感や色味が天然歯と遜色なく、金属部分が見えないことも良い点です。

 

 

インプラント選ぶ前に知っておきたいこと

インプラントに限らず、どんな治療でも良い点だけを見て選ばないでください

良い点・悪い点を知ったうえで、自分に合った治療を選択することが大切です。

 

1、治療期間が長い

インプラントが完成するまでの期間は、ブリッジや入れ歯に比べて長くなります。

インプラント体を埋め込んでから定着するまでの期間や、上部構造を作成して微調整をする期間など、より丁寧で細かい治療を行うためには4~5か月を要します。

>>インプラント治療の流れ

 

2、外科手術が必須

インプラントを顎の骨に埋め込むというのは外科処置に当たります。

そのため糖尿病などの全身疾患がある人、高齢で体力が極端に低下している人、感染症のリスクが高い要因を抱えている人は、主治医と相談の上で処置を検討する必要があります。

 

3、骨粗しょう症には対応できない

インプラントは顎の骨に埋め込む処置のため、骨が脆くなってしまう骨粗しょう症の場合は対応できません。

 

4、費用が高い

インプラント治療は保険適用外の治療です。

健康保険は国が決めたルールで、「必要最低限の治療」の費用をカバーする制度です。

最先端治療や美しさ快適さを求める治療には適用されません。

例えるなら、二重整形やインフルエンザの予防接種、人間ドック、疲労回復の点滴、眼の視力回復治療などが適応外です。

より精密で快適な噛み心地を実現するためのインプラント治療では、この「必要最低限の治療」に該当しないので高額になってしまいます。

 

また、保険適用の治療で使用するものより、材料費が高くなることも要因です。

丈夫さ、安全性、審美性に優れた高品質な材料を使用するため、どうしても費用が高くなります。

さらに、完全オーダーメイドで治療期間、サポート期間が長いことも費用に関係します。

インプラント治療では、何よりも安全性・サポート面の充実を重視しています。

 

※インプラント治療は医療費控除を利用できます。

>>インプラント医療費控除について

 

治療の検討はカウンセリングから

インプラント治療についてお読みいただきましたが、どんな治療にもメリット・デメリット、向き不向きがあります。

ご自身で判断できない専門的な部分や、不安や疑問にお答えするために、カウンセリングを行っています。

インプラント以外のご相談でも丁寧にお答えします。

まずはお気軽にご連絡ください。

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