歯周病治療

歯周病と予防

「治す(cure)」から「予防(care)」へ───新しい歯科診療のスタンダード

今までは歯科で治療といえば「ムシ歯」と「歯周病」の二大症状の治療のことを指していました。現代の歯科診療のテーマは「治療(cure)」から、そもそもムシ歯や歯周病にならないようにするという「予防(care)」へとシフトしています。「治療」も「予防」の観点からなるべく削らないようにミニマムな治療をするように心がけるようになってきています。しかしながら、毎日歯磨きをしていても、歯ブラシでは届かないところがあり、どうしてもムシ歯・歯周病の原因となるバイオフィルム(歯にできる細菌の薄い膜)はお口の中に残ってしまい、完全な予防はできないのです。

そこで「予防歯科」は正しいセルフケアの指導、及び定期的なプロフェッショナルクリーニング(PMTC)により、皆さんのお口の環境を変えて、維持していくことを目的としています。「いくつになっても美しい歯で、体も健康でいてほしい」、それが私たちから皆さんへの願いなのです。

歯周病の予防

バイオフィルム(歯垢、プラークと呼ばれていたもの)

ムシ歯菌や歯周病菌などの細菌は集合して、私たちの歯の表面に膜を作ります。この膜のことを「バイオフィルム」といいます。このバイオフィルムはプラーク(歯垢)によってできていて、その成分の約7割は細菌で、残りの3割は細菌のつくる糖・毒素・酵素などです。バイオフィルムはとても強力で、日頃の歯磨きでは除去することができず、お口の中のトラブルにつながります。

あきいけ歯科医院では、このバイオフィルムの生成を抑えるためのセルフケア指導と、患者さま一人一人に合ったプロフェッショナルによるお口の中の定期ケア「PMTC」を行っています。

歯周病の治療

  • 歯ぐきの検査

    歯ぐきの検査

    歯周病の原因は歯磨きで除去しきれなかった「バイオフィルム」です。歯に付着したプラークが硬化した「歯石」もバイオフィルムの温床になります。プローブという器具で歯周ポケット(歯と歯ぐきの間のプラークが溜まりやすいところ)の深さや炎症の度合いを測ることで、歯周病の進行度合いをチェックすることができます。プローブは針のような器具ですが、検査に伴う痛みはほとんどありませんのでご安心ください。

  • CT

    画像診断

    歯科CT撮影装置やデジタルレントゲン装置を駆使して、歯を支える顎の骨の状態を正確に把握して患者さま一人一人に合った「予防プログラム」を立てます。

  • セルフケアの指導

    セルフケアの指導

    正しい歯磨きの仕方をはじめ、デンタルフロス・歯間ブラシの適切な使い方など、ご自宅でのお口の環境維持の方法を詳しくお教えします。磨き残しの多い歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間のケアを、自分でもしっかり行えるようになります。

  • 歯根面の歯石除去と研磨(スケーリング&ルートプレーニング)

    歯根面の歯石除去と研磨(スケーリング&ルートプレーニング)

    歯石はセルフケアでは除去することができません。歯科医院のケアでは「スケーラー&キュレット」という特殊な器具・機械を使用し、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間の歯石を除去し、掃除をしていきます。スケーリング中は歯を削るときと似たような音がしますが、歯を削ることもなく、痛みもほとんどありません。お口の中の健康維持のためにも、患者様には定期的にスケーリングを受けられることをおすすめしています。

  • PMTC

    PMTC

    Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、スケーリング(歯石の除去)に加え、歯根面の機械的研磨、ペーストによる歯の清掃・研磨、フッ素塗布を定期的(期間は患者様毎に異なる)に行うことをいいます。ステイン(着色汚れ)も除去できるので、審美の面でも効果的です。 やっていただいている間も快適で、寝てしまう方も多いです。

  • 栄養指導

    栄養指導

    1W間の食事票を記録していただき、歯科に関係する食事指導も行っています。

  • 唾液・リスク検査

    唾液・リスク検査

    唾液を採らせていただき、ムシ歯や歯周病のリスク検査を行います。

これらすべてがメンテナンスに繋がる重要なプログラムです。「治療プログラム」を患者様一人一人にお作りして、実行すれば、歯周病も確実に予防できる病気です。是非受けていただきたいプログラムです。

歯周病治療

手遅れになる前に、きちんとした対策と治療を

「歯磨きの際に歯ぐきから血が出た」「歯ぐきが腫れている感じがした」ということはありませんか?
歯周病にかかっている人は、日本では実に成人の8割にも上るといわれています。歯の病気と言えばムシ歯を連想される方が多いですが、歯周病はほっておくと自覚症状がないまま歯ぐきやその奥の組織(歯槽骨)に進行していき、歯ぐきがやせ、しまいには歯が抜け落ちてしまうという怖い病気です。また、歯周病は気になる口臭の原因にもなります。歯周組織は治療の時期が早ければ早いほど再生能力が高く、再発も少ないですので、少しでもお口の中に異変を感じたら、すみやかにあきいけ歯科医院までご相談下さい。

  • スケーリング

    生物学的根拠に基いた治療(スケーリング&ルートプレーニングなど)

    歯周病の初期~中程度のほとんどは「生物学的根拠に基いた治療」で治ります。従来行われていた「歯周外科手術」がほとんどいらなくなります。(但し、歯の保存目的により異なる)
    早めのご相談を。

  • 歯周再生療法

    歯周再生療法(GTRまたはエムドゲイン)

    重度の歯周病でどうしても歯を保存したい場合に用いるが、適応症は狭く、術者の腕に左右され、かなり難しい手術です。

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